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2017年9月17日 この4年間の安曇野市議会議員の発言状況


 安曇野市を考える市民ネットワーク(市民ネット)は、現在の安曇野市議会議員が任期中の市議会でどれだけ発言してきたかを議事録で調べ、回数を集計しました。次の表の通りす。

 議員の発言調査は前回選挙の前の2013年8月に、それまでの4年間について行ったものを公表しているので、そちらもご覧ください。


http://azsnet.exblog.jp/20768962/


2017年9月17日 この4年間の安曇野市議会議員の発言状況_c0234241_18523564.jpg

議長は議事進行のため通例として一般質問、質疑、討論は行わないため、ポイントは低くなっている。採決にも加わらない。



【解 説】
 市民ネットは発言状況調査の一環として、5年前から議会傍聴活動「見てみよう安曇野市議会」を行っている。
 議員を正当かつ適確に評価するための指標をどうするのか、これが最も難しい問題であった。どれだけ市民の立場に立って発言しているのか、また、その発言を政策実現へ結びつけるための行動をしているか等々指標があったとしても、その評価はやはり簡単ではない。そこで、まずは発言の回数に着目して調査してみることになった。

 議会はウィークデイの日中開会なので、仕事のある現役勤務者や子育て中の女性などは参加しにくい。傍聴は会社OBなど自由時間を持つ世代の小人数に限られたが、委員会や全員協議会なども含め、断続的にではあるが継続してきた。

 

  議会を注視している市民がいることは、議員の意識に少なからぬ影響を与えたようだ。4年前の集計結果の公表によって、それまで発言の少なかった経験が浅い議員が積極的に手を挙げているのが目を引いた。一方、定数が28人から25人へ減ったにもかかわらず、本会議質疑に熱心でない議員(0回~5回)が11人から16人へと増加しているのが気になる。

 また、議会の論戦内容が充実していたかというと、残念ながら首をかしげざるを得ない。本会議討論が増えていることについても、「○○委員会での審査は全員賛成です。委員会の審査を尊重し賛成します」のように内容に乏しく、議会が行政のチェック機能をどれだけ果たしているか首を傾げざるをえないようなものが多かった。

 市長をはじめとする行政に対決し、税金の遣い方や財政をただしてきたかといえば、ごく少数の議員を除き、現市長の与党的立場に回った議員の方が多数だ。「安曇野市議会基本条例」前文には「議会と市長が対等な立場で相互の緊張関係を保ちながら市政運営を行う」とあるが、市長と対等にやりあう議員は、まだ限られた議員である。

一般質問とは

一般質問とは、その自治体の一般事務について、執行機関に疑問点をただし、所信の表明を求めるものです。一般質問では議員が自ら取り組みたい課題をテーマとして取り上げ、自身の意見を述べるとともに執行部の意思を問いただすことから、議員の政治姿勢があらわれやすくなります。

質疑とは

質疑とは、議案等について質問することなのですが、討論、採決の前に賛否又は修正等の態度決定が可能となるよう、疑問点をただす、不明確な点を明らかにすることをいいます。(本会議で行われるものを本会議質疑とした)

討論とは

議会の会議において、採決の前に議題となっている案件について、賛成か反対かの意見を表明することをいいます。自己の意見に反対の議員や、賛否の意思を決めかねている議員に対し、自己の意見に賛同するよう説得する意味合いもあります。(本会議で行われるものを本会議討論とした)




# by azumino_snet | 2017-09-17 01:35 | 見てみよう安曇野市議会

2015年9月18日 宮下議長からの回答書

 2015年9月18日、安曇野市を考える市民ネットワークとして安曇野市議会の宮下議長に対し提出した「過去の政務活動費の検証に関する議長報告の詳細明示を求める申入書」について、議長より回答がありました。
 これまでにも議長や議会改革委員長宛に申し入れ書を出していますが、それに対して何のコメントも回答もなく、そのことについて議会事務局へ問い合わせたところ「いついつまでに回答がほしいと明記されていなかったので、文書で回答する必要はないと判断した」とのこと。これにはあきれたというか、あまりに市民をバカにした話ではないですか。
 それで、今回はキッチリ期限を示して回答を求めたところ、以下のような回答書が届きました。

 ぱっと見、これだけの分量(A4で4ページ)から充分な説明が書かれているのだろうと思わせるものですが、じっさいに読んでみると「説明になっていない」「そんな説明では誰も納得しない」「それ本当ですか」といった内容であり、これでどうして問題ないと判断したのか首を傾げるばかりです。
 会派代表者会議で調査・検証したようですが、無所属議員4人には調査・検証の場は与えられなかったということです。政務活動費の問題に厳しく対応しているこの4人の議員を外したということでは、公正性に欠ける調査・検証だと言わざるをえません。

 市民のみなさんはどう思われるでしょうか。ぜひ議長の回答を読んでみてください。


   過去の政務活動費の検証に関する議長報告の詳細明示を求める申入書について(回答)


 貴ネットワークが、 安曇野市議会に提出されました 「政務活動費の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書」の審議結果につきましては、 過日ご報告させていただきご承知のことと存じます。
 さて、 市議会 6 月定例会会期中の平成 27年 6 月 1 8日に開催さ れた総務委員会において 、 本件については、安曇野市議会に直接かかわる陳情であることから、 陳情項目の対応については議長に一任する旨確認され、平成27年 7 月22 目、 総務委員長より、陳情項目に関する対応については議長に一任する旨申し人れがありました。
 これらを踏まえ、議長として対応すべく当時の関係者等から事情を聞く等検証し、平成27年7 月27日の全員協議会で報告をしました。

 なお、 詳細については平成27年 8月26日に第 5 回会派代表者会議を開催し、検証等の詳細について報告し、各会派の代表者から了解を頂きましたので、それらに沿って、別記のとおり回答させていただきます 。


                              


1、今回、議長報告された政務活動費の検証はいつ誰が行なったのか。
 平成27年6月18日開催された総務委員会において、陳情第3号「 政務活動貨の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書」が採択をされた直後、 議長の要請で、信誠会の会派代表者である浜昭次議員を中心に同会派全員よる聴き取り 調査が行われまし た。
 また、会派に所属する議員が、この件について情報公開請求をされたことから、平成27年7月10日には公明党、更に平成27年7月13日には政和会が信誠会の調査に加わり検証がなされ、これらの結果を踏まえ、7月21日には、日本共産党安曇野市議団に信誠会代表の演昭次議員が報告し確認をしました。


2、その検証はどのような資料を元に、どのような方法で行なったのか。
 信誠会の浜昭次議員を中心とした調査の範囲につきましては、 平成26年12月24日付で矢沢氏から提出をされました安曇野市職員措置請求書に基づく5項目と、平成27年5月21日付で市民ネットワーク布山代表から陳情書の追加資料として提出をされた領収書の内容について、当時のしん風会の代表であった小松洋一郎議員、会計責任者であっ た召田義人議員から、内容について聞き取り、報告を受けました。その詳細については以下のとおりです。

 先ず、松本ツアーサービス株式会社の領収書4通が経費として計上されている。交通費、J R 代7万8, 060円、 タ ク シ一代 1万5, 000円、 宿泊代、ホテル京都京阪3万4,500円、 食事代9,000円、 土産品代2,000円。

 疑義の1として、 宿泊先のホテル京都京阪であるが実在しない。 ホテル京阪京都は実在する件。1名 1万 1,500円は朝食付き相当であるのに、宿泊先から直後の支払い領収証を取り寄せて確認すべき。

 これに対する当事者の回答は、ホテル京都京阪が実在し ないのは旅行会社よりの聞き間違いであった。 宿泊代は旅行会社にお願いしたクーポン券を使用したもので、領収書はもらっていない。旅行会社の手数料は当然含まれている。

 疑義の2として、7月5日の貸し切りタクシーの領収証がなぜ松本ツアーサービス株式会社のものか。実際にタクシーを利用したのか不明である。タクシー会社名、運転手、車種、車両ナンバー、 経路等をタクシー会社から取り寄せ、明らかにする必要がある 。金額も京都の他社と比較し割高である 。

 これに対する当事者の回答は、2日目のタクシ一代は、限られた時間で有益な視察をするため、ハイヤ ー のクーポン券を利用したものである。道の駅関係の施設について、京都中央市場と敷地内の「 京の食文化ミュージアム」を視察したものである。当時、旅行会社より1時間5,000円ぐらいかかると聞いて、了承したものである。

疑義の3番目として、食事代9,000円は、 宿泊代に朝食代込みであれば二重請求により許されない。

 これに対する当事者の回答は、食事代込みではない。領収書9,000円の内訳は、7月4日夕食代2,100円×3名 6,300円、7月5日朝食代900円×3名 2,700円である。

次に、 視察の報告がなく、視察の場所、状況が不明、領収書の内訳に記載 されている道の駅は市内に存在しない。タクシーの乗降を含め、詳細な報告を求める。

 これに対する当事者の回答は、道の駅関係の施設として、東京 ドームの5倍もある京都中央市場見学と、敷地内にある京の食文化ミュージアムをタクシーで見学した。その日の報告については、報告は出したつもりでいたので気がつかなかった。

 疑義の4番目として、報告の領収書が全て松本ツアーサービス株式会社のものであるのはなぜか。アテンドを旅行会社に任せたとしても、J R、 ホテル、タクシー会社、食事代等直接続算払いをすれば、領収証を取得添付できるはずだが、それをしない理由は何か。
 これに対する当事者の回答は、旅行会社にお願いしクーポン券を発行したために、自分たちでは現金を扱わないで済むということ、このクーポンというものは小切手に相当す るものであり、そういった現金を扱う煩わしさから離れ研修に集中できた。

 次に、 平成27年6月18日開催の総務委員会において、陳情者代表の布山氏による陳情第3号「政務活動費の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書」の趣旨説明の際、追加資料として提出された第12号証、いわゆる領収書で、支出総額のみの領収書で、明細が不明であったり、視察先のタクシ一代金の領収書まで旅行業者が発行していたり、政務活動費として支出したということが特定できないような領収書をわざわざ使っているのはなぜか。

 これに対する当事者の回答は、旅行会社を利用してのクーポン券のために、個々の領収書をもらうということが必要であるとは思わなかった。そういう理解であった。

 最後に、お土産代の領収書、この日付が帰ってきた事後の支払いになっているのはなぜか。

 これに対する当事者の回答は、購入をした商店から、帰ってきてからでもいいと言われたため、後日精算とした。

 以上が、当事者から得た回答ですが、新しい教訓を得ながら、こういうことをこれからいろいろな形で改めていかなければいけない点は、 改めていくという報告を受けました。
 また、公明党及び政和会の議員の皆さんは情報公開請求により、当時のしん風会の政務調査費に関する資料を入手し、疑問点があるということから、前述しましたとおり、それぞれ会派合同で検証がなされました。

3 検証の結果は何を根拠に問題ないと判断したのか。
 当時の議長と事務局が決裁をしていること、また監査委員による決算監査も終了していること。また、議長としてできる範囲の中で調査をすると共に、当事者からの聞き取りについては、議長である私自身が同席し、自ら内容を確認し、疑問点については旅行会社に確認させ、それらを総合的に判断し、問題がないとしました。

4 7月17日行なわれた政務活動費に関する誠員研修の内容と照らし合わせたとき 、 安曇野市議会の政務活動費の使い方と整合性はとれているのか。

 研修では、政務調査費から政務活動費に名称が改められた法改正の趣旨については、その解釈を新たにしましたが、全体的に研修内容と安曇野市議会の使途基準、いわゆる運用マニュアルの整合はとれていると思われますが、新たにルール化しなければならない事項等もあると判断しています。

 今回の研修では、政務活動費として、特にクーポン券を使うことが適切であるかどうかということについて、講師の大塚先生に議員が質問をしており、「 クーポン券を利用すること、そのこと自体は悪いことではない」という回答を頂いておりますが、ただ、「 使途不明の場合の証明責任というものについては、できるだけその場において自分たちが証明するものをもらえないのであれば、メモをとるとか、あとは説明責任が果たせるようにしておくことが義務ではないか。」といわれました。
 市民の誤解を招かないよう にすべきであり、 詳細な領収書を求めるなどの対策が必要と考えています。

 今回の件を教訓として、政務活動貨の目的や使途について、きちんと説明責任を果たすべく、今一度、議員の認識を新たにし、あわせて運用マニュアルの見直しを検討していきます。
# by azumino_snet | 2015-09-24 01:14 | 活動報告

2015年8月21日 安曇野市議会議長に申し入れ

 2015年8月21日、安曇野市を考える市民ネットワークとして安曇野市議会の宮下議長に対し、次のような申し入れを行いました。議長、副議長ともに公務のため不在だったため、議会事務局で受け付けていただきました。

        過去の政務活動費の検証に関する議長報告の詳細明示を求める申入書

 6月議会において、私どもが提出した「政務活動費の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書」は全会一致で採択されました。

 ところが、この陳情書の項目4にある「過去の政務活動費の徹底検証」については、7月28日の信濃毎日新聞紙上において、7月27日開催の議会全員協議会で宮下議長が「問題ない」と報告した旨の報道がありました。その紙面には、「具体的な検証内容について説明が無かった」と記載されております。(別紙の信濃毎日新聞2015年7月28日朝刊記事のコピー参照のこと)

 陳情者としては、安曇野市議会で使用された過去の政務活動費すべてについて、徹底的な検証を求めたものでありますから、以下の項目について2015年9月18日までに、文書にて宮下議長の回答を求めるものです。

 なお、私どもは政務活動費としていますが、その前身は政務調査費ですので、政務活動費だけでなくそれ以前の政務調査費についても検証を求めていると、ご理解ください。

                              

1、今回、議長報告された政務活動費の検証はいつ誰が行なったのか。
2、その検証はどのような資料を元に、どのような方法で行なったのか。
3、検証の結果は何を根拠に問題ないと判断したのか。
4、7月17日行なわれた政務活動費に関する議員研修の内容と照らし合わ
せたとき、安曇野市議会の政務活動費の使い方と整合性はとれているのか。

以上
# by azumino_snet | 2015-09-24 00:26 | 活動報告

2015年6月24日 総務委員会は松澤委員に発言の取消を命ずる

 6月18日の総務委員会において、政務活動費の適切な運用と収支報告の透明化を求める陳情書の審査中に、松澤委員が事実に基づかない発言により、陳情者の陳述内容に間違いがあるかのように印象付けて侮辱したことについて、議会の中からも松澤委員の発言やその態度には問題があるとの指摘があったため、急遽24日に総務委員会が開催され、松澤委員の発言をどのように扱うか話し合われました。
 松澤委員は、それなりの言い分はあったようですが、議事録等の記述に裏付けになる内容が見つからず、事実に基づかない発言があったことを認めました。最終的には、関連発言のすべてを取り消し謝罪することを受け入れました。
# by azumino_snet | 2015-06-28 00:51 | 活動報告

2015年6月18日 政務活動費に関する陳情書は総務委員会で採択

 市民ネットワークの布山です。
 本日、市議会総務委員会で意見陳述を行ない、陳情は全会一致で採択となりました。
 しかしあまり本質的な議論は無く、今後も議会の対応を注視する必要があります。

 総務委員会には、議会改革推進委員長でもある松澤好哲議員が所属しています。そこで、意見陳述の中で「5月22日の議会報告会のときの、松澤好哲議員の発言は議会改革推進委員会としての報告ではないので、あくまで松澤議員の個人的感想を述べられたものにすぎないと解釈しています。」と述べました。
 これは事前に議会事務局で、議会改革推進委員長宛に申入書を提出して以来開かれた議会改革推進委員会の内容を調べた上での陳述でした。議会事務局によると申入書を提出して以来何度か委員会が開かれているが、すべて5月22日の議会報告会の準備が議題で、私どもは行なった申入書については一度も議題に上がっていなかったそうです。

 それにもかかわらず本日の審査の中で、私の意見陳述に対して何の質問もしなかったにもかかわらず、審議に入るやいなや、5月22日の松澤好哲議員の発言に対する私の意見が「誤りで、申入書は何度も委員会で審議し委員会としての回答書も作ったが議会事務局が申し入れに対する解答はしなくて良いということだったので解答しなかったもの、5月22日の発言も議会改革推進委員長としての発言である。」と、私があたかも嘘を言っているかのような発言をしたのです。陳情者に対する質疑の時間は終了していたため、私は何の反論もできず審査は終わりました。

 仮にも議会の委員会という公式の場で、平気で嘘を言える議員がいようとは、ただただあきれるばかりです。

 傍聴に訪れて頂いた皆さんには感謝申し上げます。
 以下に、私の意見陳述を公表し、とりあえずのご報告といたします。

【総務委員会での意見陳述】
 このたびは私どもの提出した陳情に対してこの委員会に於いて意見陳述の場を設けて頂きありがとうございます。

 まず意見を述べる前に一点訂正をさせて頂きます。陳情書提出者に私の他会員一同22名と記載しましたが提出時に私が勘違いをしてしまい、22名というのは先の住民監査請求でお名前を連ねて頂いた方が22名ということでした。このたびの陳情は市民ネットワークの会員の総意ということでございますので会員一同54名ということに訂正させて頂きたいと思います。

 そもそも今回の陳情に至った経緯については、陳情の趣旨に記載されている通りですが、特に強調したいことは3月18日の全員協議会に於いて監査委員が求めた事項に対して何も具体的な結論が得られなかったことであります。
 さらに、この全員協議会を傍聴した市民有志の皆さんから、議会改革推進委員会宛てに申入書を提出してありますが、これに対して議長、議会改革推進委員会、議会事務局から何の返答もありません。返答が無いということは市民の意見を無視するということなのでしょうか?この体質こそが現在の安曇野市議会が抱える最大の問題ではないでしょうか?

 思い出してみてください、昨年末の住民監査請求に至った経緯でも、最初にこの件について問題提起した豊科の矢澤毅彦氏が、議会や議員に対して行なった送った公開質問状にはほとんど返答がなく、まるで無視するかのような対応だったと聞いています。わざわざ市民が貴重な時間を費やして行なったにも係らず、です。
ここできちんとした対応を議会がしていればこのような問題には発展しなかったと思います。

 過去にも、私達市民ネットワークが送った公開質問状がありましたが、解答をいただけたのは一部の無所属議員にとどまり、中にはいの一番に解答を寄せて頂いたにもかかわらず後日解答は無かったことにしてほしいなどと返却を求める議員までありました。

 この市民軽視、議会の隠蔽体質は改善されるどころかつい先日5月22日開かれた3月議会の報告会に於いても露呈することとなりました。3月18日の全員協議会協議会のことがレジメの3月議会日程にすら載っておらず、何の報告もなされませんでした。この18日の全員協議会は20名近い市民の傍聴があり、市民の関心も高く、議会報告会ではなにをおいても市民に報告しなければならないはずでしたが、議長や議会は私が発言しなければ何も無かったこととして済ませるおつもりだったのでしょうか?

 この議会報告会の時の私の質問に対して、宮下議長からは「既に安曇野市議会には政務活動費に対するマニュアルがありそれに沿って運用されている。」と発言され、松沢議会改革推進委員会長は「市民に失望や怒り、議会不審を抱かせないよう対処したい」との発言がありました。
しかしその後の25日議会事務局から私の所に連絡があり「このたびの陳情については既に議会報告会で解答したので取り下げてもらっても良いのではないか?」と言う意見が議会運営委員会で出ましたがいかがでしょう?などと信じられない連絡がありました。この発言をされた議員が誰なのかわかりませんが、何を以って解答したとお考えなのでしょう?
 5月22日の議会報告会での松沢委員長の発言は、議会改革推進委員会としての報告ではないので、あくまで松沢議員の個人的感想を述べられたものにすぎないと解釈しています。
 また、議長の発言のように既に政務活動費のマニュアルが存在するも、今回の住民監査請求の様なデタラメな支出がされていることから、実効性が無いとみなされ、さらに厳格なマニュアルが必要であることを監査委員は求めていると思われます。

 そもそも信政会が3月18日の全員協議会で配った会派の通信には「この視察のおかげで、二階総務会長と太いパイプが出来ました」などとあり、違法支出を反省しているのかさえ疑われるものでした。

 以上のような理由から陳情の事項1と2は必要だと思います。
 また、市民は議会がどのようにしてこの問題に対する議員の認識を深めて行くのか注目しています。隠蔽する議会から開かれた議会とするためには、陳情の事項3は極めて重要だと考えます。

 最後の陳情事項4ですが、本日御配りした追加資料をご参照下さい。
 これは私どもが住民監査請求したおりの意見陳述で、追加挺出した資料であります。平成25年1月20日から22日にわたって行なわれた「しん風会」の政務活動費に係るものです。冒頭に記載してあるように信政会と同じ旅行会社が使われており疑問な点が多々あります。おみやげ代に至っては旅行が終わってからの日付の領収書が堂々と添付されています。通常おみやげというのは旅行出発前に準備するものなのではないでしょうか?

 極めて不透明な内容ですが、住民監査請求では支出から一年を過ぎているものについては監査請求の対象とならないとの規定から監査対象とされなかったものです。しかし、これほどの疑惑をいだかせる事実が数々明らかになっている以上、議会としてけして看過することができない問題だと思いますので、ぜひ過去の政務活動費に対しても毅然とした態度で徹底的に検証することを求めるものです。
 以上、ご清聴ありがとうございました。

※6月25日の本会議においても、全会一致でこの陳情は採択となりました。

# by azumino_snet | 2015-06-28 00:19 | 活動報告